Babinity's-ベビニティーズ

2021/04/13 09:00

赤ちゃんが生まれて、一日中育児に追われている今の生活。

なかなか思うようにいかなかったり、ちょっとしたことで不安になったり・・・。

赤ちゃんといっしょに泣きたくなることもあるでしょう。

そんなときは、まず赤ちゃんを抱きしめて落ち着きましょう。

そして、ひとりで孤立しないで、まわりの人たちに助けを借りましょう。

 

今回は、困ったときの、育児お助けノウハウをまとめてみました。


 

●ねんね編

 

生後2か月を過ぎたころから、昼間起きている時間が長くなり、夜にまとめて寝るようになってきます。けれども、睡眠のタイプは赤ちゃんによってさまざま。あせらず、気長にかまえましょう。

 

ずっと抱っこしないと寝てくれないとき。。。

 赤ちゃんにとっては、抱っこが一番気持ちいいもの。抱っこで寝かしつけても、布団に寝かせたとたんに、すぐ泣いてしまうときは、背中をおトントンやさしくたたいたり、ママが抱っこした状態で一緒に横になってみましょう。おくるみで包んでみたり、おしゃぶりを使ったり、電動ラックに寝かせてみるのも効果的かもしれません。いろいろトライして、赤ちゃんがスムーズに寝てくれるツールを探してみるのもいいかもしれません。ずっと抱っこをしているとつらいでしょうが、こんな時期は長くは続かないもの。まわりに興味が出てくれば、プレイジムなどのおもちゃでひとり遊びをするようになり、家事の時間もとれるようになるでしょう。

 

夜になるとグズグズ、昼夜逆転してしまったとき。。。

 昼夜逆転してしまったら、朝がきたらカーテンを開け、部屋を明るくすることです。

そして、昼間は散歩に行くなど、ある程度体を動かすことも大切です。月齢の低い時期は、ベビーカーでお散歩するだけで、けっこう疲れるものです。寝る前に、お風呂に入ると寝つきがよくなるでしょう。夜になったら静かに過ごし、部屋を暗くして寝かせるようにしましょう。帰宅が遅いパパといっしょに赤ちゃんを遊ばせるのは控えてください。こうして昼はしっかり体を動かし、夜は静かに過ごしていくと、だんだんと夜にまとまって寝るようになります。

 

あまりお昼寝をしない赤ちゃんは。。。

 月齢の低い時期でも、あまりお昼寝をせず、1時間もしないですぐに起きてしまう赤ちゃんもいます。あまりお昼寝をしない子の場合、夜たっぷり寝ているのかもしれませんね。

睡眠不足の心配はまったくありません。反対に4~5時間もお昼寝する赤ちゃんもいます。寝すぎだと、授乳回数が少なくなってまた心配になるでしょうが、授乳のために無理やり起こす必要もありません。これらは赤ちゃんの個性と考え、赤ちゃんのペースに合わせていくようにしましょう。

 

寝る前のおっぱいは、精神安定剤。

 赤ちゃんを寝かせるときに、おっぱいを吸わせるママも多いでしょう。寝る前のおっぱいは、赤ちゃんにとっては精神安定剤なので、あげてもOKです。歯が生えてくると虫歯を心配しますが、あまり気にしなくてもだいじょうぶ。自然におっぱいを卒業するまでは、寝る前のおっぱいは続けてもいいでしょう。

 

●泣き編

 

赤ちゃんが泣くと、ママはオロオロ・・・どうしていいか分からなくなってしまいます。おっぱいをあげても、おむつを替えても、泣き続けることもあります。月齢とともにいろんな泣きが出てきます。

 

夕方になると、泣き出す赤ちゃん

 午後4時ごろになると、お腹は空いていないし、おむつもきれいなのに、ずっとグズグズして泣く赤ちゃんがいます。これは2~3ヵ月ごろから多くなるもので、「たそがれ泣き」「夕暮れ泣き」とか言われます。特に原因はありません。ママは、夕飯のしたくで忙しい時間で大変でしょうが、お昼寝の間に夕飯のしたくを始めて、夕方グズグズしてきたら、お散歩に行ったり、お風呂に入れるなど、赤ちゃんの気分転換をするようにしてみましょう。一時的なものなので、しばらくすると治まってきます。

 

夜泣きが始まるのは、生後7、8ヵ月ごろ

 夜泣きは一般的に7、8ヵ月ごろから、早い子だと4、5ヵ月ごろから始まるようです。夜泣きと一口にいっても、2~3時間おきに泣くけれど背中をトントンすればすぐに泣きやむタイプ、火のついたように泣き出してなかなか治まらないタイプなど、いろいろです。しばらくトントンしたり、抱っこしたりして、とにかく付き合うしかありません。暑すぎても泣くことがあるので、布団の掛け過ぎにも注意しましょう。

 

よく泣く子は、かんの虫が強い?

 「かんの虫が強い」というのは、昔の人が、原因も無いのによく泣くことを言い表した言葉です。この言葉には、気が強い、かんしゃくもち、というような意味あいも含んでいるようです。情緒が不安定とか、精神的な病気では?と心配する人もいますが、まったくそんなことはありません。薬を飲ませる必要もありません。赤ちゃんの個性と考えましょう。抱っこしたり、音楽を聴かせたり、落ち着いて対応すれば、泣きも治まってくるでしょう。

 

心配なのは、どんな泣き方?

 赤ちゃんの具合が悪くなると、いつまでもグズグズして機嫌が悪くなります。いつもと違うな、と思ったら熱を測ってみましょう。また、重い病気の時は、火がついたように激しく泣いたり、苦しがったり、痛がるような様子で泣いたりします。普段接しているママにはすぐ分かるものなので、あまり不安がらず、ママの直感に自信をもってください。

 

●おむつ編

月齢の低い時期では、おむつ替えも頻繁です。うんちもまだ10回ぐらいするでしょう。紙おむつだと、おむつのゴミでいっぱい。夏場は特に、ニオイ対策も必要です。

 

脱臭剤、消臭剤で、ニオイ防止

 夏の暑い時期は、雑菌が繁殖して、おむつのニオイも気になります。おむつはきつく丸めて、テープをしっかりとめましょう。うんちのついたおむつは、うんちをトイレに流し、きれいにしてから捨てるとニオイ防止になります。おむつ専用のゴミ箱を用意し、脱臭剤や消臭剤を入れておくのもいいですね。また、雑菌の繁殖を防ぐために、除菌スプレーをこまめに使うのもいいでしょう。

 

布おむつに便利な、「おむつライナー」

 布おむつだと、うんちの汚れは困りものです。こんなとき、「おむつライナー」を使うと便利です。これは薄い紙のシートで、おむつの上に置くと、汚れがおむつに直接つきません。ムレ防止にもなっているので、赤ちゃんも快適です。また、汚れたおむつをつけおきできる専用の洗剤もあります。洗剤液に汚れたおむつをどんどん入れてつけておき、そのまま洗濯機にかけるだけで、きれいに汚れが落ちます。

 

おむつかぶれになったら、おしりをお湯洗い

 赤ちゃんの肌は薄くて、ちょっとした刺激にも敏感です。おむつ交換の間隔があいてしまい、おしっこやうんちの中に含まれるアンモニアや細菌に長くさらされると、すぐに赤くかぶれてしまうのです。おむつかぶれができたときには、おしり拭きでこすると痛いので、洗面器にお湯を入れて座浴をするといいでしょう。拭くときは、タオルで押さえるように、また、すぐおむつをつけるのではなく、しばらくそのままにして肌を乾かしてからおむつをつけるようにしましょう。清潔と乾燥を心がけていけば、2~3日ですぐに治りますが、もし治らないようなら小児科を受信しましょう。

 

おむつかぶれがひどいときは、小児科へ。

 おむつかぶれがひどくなり、おむつかぶれの軟膏を塗ってもなかなか治らないときは、カンジタ皮膚炎の可能性があります。カンジタとは、カビの一種で口の中や陰部に存在する菌で、恒真菌剤の薬を塗らないと治りません。おかしいと思ったら、早めに小児科か小児皮膚科を受信しましょう。

 

●うんち・おしっこ編

生後2~3ヵ月になると、果汁やお茶などを飲み始めるようになります。おっぱい以外の食べ物をとるようになると、うんちにも変化が出てくるようになります。

 

食べ物が変わると便秘になることも。。。

 果汁や離乳食が始まると、食事内容が変化したために、便秘になることがあります。赤ちゃんによっては、2~3日に1回というサイクルの場合もあり、便がそれほど硬くなく、苦しそうでなければ心配いりません。離乳食が進んで、野菜や果物をとるようになれば、自然と治ってきます。苦しそうなときは、砂糖水や果汁をあげましょう。ただし、リンゴ果汁の場合、含まれているペクチンに粘膜を保護する収れん作用があるので、便が硬くなりがちです。リンゴ果汁をあげていたら、ミカン果汁に変えてみるといいでしょう。

 

便秘になったら、綿棒、こよりで浣腸を。。。

 便秘のときには、綿棒やこよりを使ってみましょう。綿棒の先は、ベビーオイルなどを塗ってすべりをよくします。仰向けに寝かせ、足首を持ち上げて、肛門に先を少し差し込んで、コチョコチョと刺激します。それでも出ないときは、ためらわずに市販の小児用浣腸を使いましょう。癖になることを心配する人も多いのですが、大丈夫だそうです。赤ちゃんを仰向けか横に寝かせて浣腸を入れます。10分ぐらいして出てこなければ、もう一度トライしてみてください。たびたび便秘するようなら、小児科で相談しましょう。

 

食べたものがそのまま出てきた。。。

 離乳食が始まって、野菜スープや野菜の煮物などを食べさせるようになると、うんちの中にそのまま出てくることがあります。にんじんやトマトの赤いものが入っていたり、ほうれん草を食べさせると緑色になったりしますが、これらはまったく心配いりません。そのままの硬さで離乳食を進めていきましょう。成長とともに、赤ちゃんの消化能力も発達して、いろいろなものを消化できるようになります。

 

便秘予防のマッサージをしてみよう。。。

赤ちゃんを仰向けに寝かせ、おへその周りを時計回りに10回ほどなでてあげます。おむつ交換の時にやってあげるといいですね。便秘がちな赤ちゃんは、13回ぐらいを目安に毎日続けてみましょう。

 


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